小麦を避けている人にとって、「安心して食べられる美味しいドーナツ」ってなかなか出会えないですよね。私自身、小麦に弱いので、外で気軽にドーナツを楽しめる機会は本当に少ないんです。
そんな中、あの人気生ドーナツ専門店「I’m donut?」から、全商品グルテンフリーの専門ブランドが登場したと知って、さっそく渋谷まで買いに行ってきました。
今回は7種類をまとめて購入して、一つひとつ食べ比べ。忖度なしの正直な感想をお届けします。並び順は公式サイトの商品紹介を参考にしていますが、なかには公式サイトには載っていない、お店で出会えたフレーバーもありました。実際に足を運んだからこその発見も含めてレポートします。
※この記事は2026年7月に渋谷青山通り店を訪問した際のレビューです。メニューは時期や店舗によって変更される場合があります。
そもそも「I’m donut?グルテンフリー」とは?
「I’m donut?グルテンフリー」は、生ドーナツで人気の「I’m donut?」から生まれた、すべての商品が小麦不使用の専門ブランドです。アレルギーのあるお子さんでも、みんなと同じようにドーナツを楽しんでほしい——そんな想いから作られたのだそう。
生地には小麦粉の代わりに国産の米粉を使用。さらにかぼちゃやバナナを練り込んで水分と甘みを持たせ、高温で一気に揚げることで、小麦を使わずにあの”生食感”を再現しています。
購入したのは渋谷青山通り店。今回は7種類+手提げ袋・保冷剤で、合計2,749円でした。

食べる前に知っておきたい「普通のドーナツとは別物」という感覚
先に一番大事なことをお伝えします。
これは、これまでのドーナツをイメージして食べると、少し違う食べ物です。悪い意味ではなく、カテゴリが違うという意味で。
一番近い例えでいうと、カヌレの中身や、硬めのフレンチトーストのような食感。小麦のドーナツのような”ふわっと軽い”というより、しっとり・もっちりと詰まった質感です。
これは米粉ならではの特徴。小麦のグルテンが作る弾力ではなく、米のデンプン由来の粘りなので、同じ「もちもち」でもお餅寄りのもちもちなんですね。
そしてもう一つ嬉しいのが、思ったより油っぽくないこと。米粉は小麦粉より油を吸いにくく、さらに高温で一気に揚げる製法のおかげで、見た目の印象よりずっと軽く食べられます。「グルテンフリー=重い・パサつく」というイメージがある人ほど、いい意味で裏切られると思います。
それでは、まずは公式サイトに掲載されている定番フレーバーから、番号順に紹介していきます。
I’m free?オリジナル

まずは看板商品のプレーン、I’m free?オリジナル。表面にはきび糖がまぶされています。
食べてみると、すごくもっちりでしっとり。ふわっとバナナの香りがして、甘さ控えめでとても食べやすい。かぼちゃの味は正直あまり感じませんが、これはかぼちゃが”味”ではなく、生地の水分・しっとり感・あの黄色い色を担当しているから。しっかり役割を果たしてくれています。

断面はごらんの通りの黄色。「グルテンフリーなのになぜ黄色いの?」と思うかもしれませんが、これがまさにかぼちゃとバナナを練り込んでいる証拠なんです。気泡が大小バラバラで不揃いなのも、グルテンの網目がない米粉生地ならでは。
見た目の割にとても軽くて、1個で満足するつもりが、つい2個食べてしまいました。まず最初の1個におすすめしたい、王道の美味しさです。
抹茶ホワイトチョコブリュレ

表面をバーナーで炙った、ブリュレ仕立ての一品。断面の抹茶生地の緑が、7種類の中でも一番鮮やかでした。

表面の焦がした部分はかなり香ばしくて、「ブリュレ」感はしっかり。ただ、こちらも抹茶の香りは思ったより控えめ。じつは今回、抹茶を使ったフレーバーを2種類食べたのですが、どちらも「抹茶の風味は弱め」という共通した印象でした。このブランドの抹茶は、香りで攻めるというより、あの美しい緑色で楽しむタイプなのかもしれません。
とはいえ、焦がしの香ばしさとホワイトチョコの甘さで、スイーツとしての満足感は十分。見た目のインパクトも大きい一品です。
ストロベリー&チョコレート

ピンクのコーティングに、赤いドライいちごが散りばめられた、見た目がとにかくかわいい一品。

食べてみると、ドライいちごの香りと味がしっかりしていて満足度が高い。フリーズドライのいちごは水分が抜けて味が凝縮されているので、少量でもいちごの存在感がちゃんと出るんです。抹茶が控えめだったのとは対照的に、こちらはトッピングの素材がしっかり生きている成功パターン。
写真映えも抜群なので、手土産やSNS用にもおすすめです。
カカオグレーズド

今回の7種類の中で唯一のリング型。砂糖衣(グレーズド)をまとった、シンプルな見た目です。

正直に言うと「カカオはどこ?」という感じで、カカオの主張は控えめ。むしろオリジナルに近い、素朴な生地の味わいです。でも、グレーズドの甘さが加わって、これはこれでとても美味しい。飾らないシンプルさが逆に魅力で、私はこれがかなり好みでした。
【番外編】公式サイトには載っていないフレーバー
ここからは、購入時に店頭で出会えたものの、公式サイトの商品紹介には現在載っていないフレーバーたち。実際にお店に足を運んだからこそ出会えた、うれしい発見です。
ダブルチョコレート

個人的に一番好みだったのがこのダブルチョコレート。
甘さ控えめで、かなりビターな大人の味。表面のチョコレートが硬めで、しっかり噛みごたえがあり、トッピングのカカオニブのザクザクした食感も加わって、食べていて満足感がすごいんです。

断面を見ると、生地の気泡が小さくてぎゅっと詰まっているのが分かります。チョコ生地は膨らみにくいので、こういうしっとり密な仕上がりになるんですね。表面のチョコがパキッと硬いのは、きちんと作られたチョコレートの証拠。
甘いものが得意でない方や、男性でも食べやすい一品だと思います。
キャラメルクランチ

キャラメルの味がしっかり効いていて、ザクザク食感が楽しい一品。

トッピングは、アーモンドをキャラメルで煮詰めて固めた層。フロランタンのあの部分そのものなので、ナッツ系の香ばしいお菓子が好きな人にはドンピシャだと思います。生地自体はオリジナルと同じベースで、上のトッピングで個性を出しているタイプ。
甘さと香ばしさをしっかり楽しみたい人向けです。
抹茶&チョコレート

美味しいのですが、正直に言うと少し惜しいのがこちら。
チョコがパリパリで、甘さ控えめなのは他と同じくgood。ただ、思ったより抹茶の風味が感じられないんです。土台がしっかりしたチョコ生地なので、抹茶の繊細な香りがカカオに負けてしまっている印象。

抹茶を目当てに買うと少し肩透かしかもしれません。でも「抹茶色のチョコドーナツ」として食べれば、しっかり美味しい。期待するポイントだけ調整しておくのがおすすめです。
まとめ:甘さ控えめで、どんな人でも楽しめる
7種類すべて食べ比べてみて共通して感じたのは、どれも甘さ控えめで食べやすく、意外とあっさりしているということ。見た目のボリュームの割に重たくなくて、するっと食べられてしまいます。
私自身が一番好きだったのは、オリジナルやカカオグレーズドのような、シンプルなタイプ。素材の味と生地の軽さがまっすぐ楽しめて、何個でもいけそうでした。一方で、抹茶系のフレーバーは風味が思ったより弱かったのが、正直ちょっと残念だったポイント。ここは好みが分かれるところだと思います。
ただ全体を通して、甘さ控えめで軽く、どんな人でも楽しめそうなのが何よりの魅力。小麦を避けている人はもちろん、そうでない人にも自信を持っておすすめできます。次は普通の(グルテンフリーじゃない)I’m donut?とも食べ比べてみたいなと思いました。
神奈川にも店舗が増えるなど、生ドーナツの勢いはまだまだ止まりそうにありません。そんな中で、グルテンフリーでもしっかり楽しめる選択肢を出してくれるのは、小麦に弱い身としては本当にありがたい限り。気になった方は、ぜひお店で味わってみてください。
▼店舗・最新情報はこちら
I’m donut?グルテンフリー(公式ブランドページ)
公式Instagram(@im.donut.gluten.free)


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